平成21年度に告示された「高等学校学習指導要領」に基づく教育課程は、数学と理科における先行実施が平成24年度から始まり、全ての教科においては平成25年度から年次進行で実施されています。
理科においては、「科学と人間生活」、「物理基礎」、「化学基礎」、「生物基礎」、「地学基礎」の5科目のうち、『「科学と人間生活」を含む2科目』又は『「物理基礎」、「化学基礎」、「生物基礎」、「地学基礎」のうち3科目」を必ず履修させることと定められています。
「基礎を付した科目」の設置科目数が複数となることで、これまで教えてきた専門の科目以外の科目を指導しなければならない教師が多々見られるようになりました。
そこで、本調査研究では、「基礎を付した科目」を授業するうえでの課題を整理しその対応策を提示することを目的としています。さらに「基礎を付した科目」を指導するうえで有効な教材を開発し、学校現場に向けて発信することを目的としています。
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